【アメリカ生活 回想録】 その16

【アメリカ生活 回想録】 その16

話はロサンゼルス生活よりさらに遡り。アメリカ生活とは言えないアメリカ旅行なんだが。。。

アメリカの最初の旅行はあるテレビ番組で優勝して、その賞品として西海岸ツアーをいただいた。当たり前だが、飛行機もホテルも無料である。これはものすごいこと。
20歳すぎだから、今から40年近い前のこと。とんでもなく、旅費は高いし、円レートも200円近かった。今では考えられない円安。絶対に学生では行けない。いや、お金持ちは違うな。
とにかくラッキーだった!
自分にとって初めてのアメリカは何もかもが違った。
英語は全く喋れなかったが、楽しかったことだけは覚えてる。

最初の都市ロサンゼルスでは、ディズニーランド行きを安くつけるためにツアーには参加せず、長距離バスのグレイハウンドに乗ることにした。
前日、行き方を聞きに観光案内所に行ったのだが、当たり前だが全員が外人!しかも、自分の番でカウンターに行くと黒人。「あかんわ!どないしよ?」で頭バーン状態。
その黒人が「日本語でよろしいですか?」と言ってくれているのに、自分は英語で「Yes! I want someone can,, can spea,,can speak En,, Eng,, Englishhh!」みたいな酷い状態。見かねた連れに「日本語で喋ってはるで!」と教えられて初めて気付くほど頭がどこかへトリップしてた。
そこで仕入れた情報では、1人片道$8くらいで行ける。一緒に行きたいと言ってきた同じツアーの子たちで8人分を背負って、英語のできない自分が運転手に、これまた黒人に聞く。$8が8人なのに、運転手は合計で$16だと言い続ける。仕方なく、その分を払う。1人$2やん!帰りはもっと安くて1人$2しなかった(笑)それに、この運転手、バス停でも何でもないところで止めて、m&mを買ってくるし。。なんだかオモロイ国だなってのが第一印象。ドキドキしてた英語なんてどうでもええわ!って(笑)
ディズニーランドでは入場券の安いのにも驚いた。確かツアーでは$150以上だったと思うが、結局、交通費と入場券の合計で1人$20しなかったと思う。
ディズニーランドのベアカントリーで買った貯金箱はいまだに使ってる。

マークトウェイン号の前でご機嫌な顔で写ってるのも入れておこう。


泊まった場所も覚えてる。ダウンタウンのホリディインだ。
英語ができないのにホリディインのレストランで夕食を食べるという暴挙に出てみた。まるでテレビの番組企画だわ。
席に案内されると、当然のように注文を聞きにやってくる。またしてもテンパってる自分がいる。落ち着かなくては、落ち着かなくては、と言って、落ち着くわけはない。メニューを見せてもらっても全然わからない!
なので、思いついた作戦。その名も相手任せ!他力本願!
All we need is your recommendation! Please! 全てあなた推薦のものでまとめてくれ!とただ一言で注文を決めた。我ながら見事だった。結果は良好♪若い大食な自分でも最後のデザートまで食べてお腹いっぱいになった。気になる食事代はチップも入れて2人で5,000円しないくらいだったと記憶している。
ありえない!
そんなに安いはずはないはずと今でも思ってる。記憶違いなのか、便宜を図ってくれたのか、今となってはわからないのだが。。

別の日に奮発して、ロスの夜景&ステーキツアーにも行った。
セスナで飛ぶロス上空!
高いところは苦手なのに。。
離陸時の加速も上空の旋回も何もかもめっちゃすごかった!昼間なら気を失っていただろうが、夜景の美しさに驚いた。
まさか14年後に住む街になろうとは、その時はまるで知る由もなかった。
ところでステーキは旨くも何ともなかったが、でかいのに盛り上がった!

アメリカの楽しさをラッキーにも若い時に味わえたことに今でも感謝してる。

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