【アメリカ生活 回想録】 その13

【アメリカ生活 回想録】 その13

最近は、近所の山でもツキノワグマが出没している。走るのが好きな自分は山でも走る。トレイルランニングというのだが、熊が出た宝塚と川西と同じ山を何度も走った。山を走るのも気持ちがいい、あまり気にせずにいたが、これからは熊除けの鈴をつけて走るなど考えないといけない。

野生動物でアメリカを思い出した。
アメリカ西海岸では時々、Mountain Lionが出没する。メスのライオンに似てるから、マウンテンライオンとか、アメリカライオンとか言われるが、イギリス英語ではクーガーだ。ピューマとも言う。写真はどこかから拝借した。
人が襲われることはほとんどなく、死亡事故は年に1件くらいだが、飼ってる犬がいなくなったりするニュースは聞く。
ぶんちゃんツアーでよく行ってたグリフィス天文台、ターミネーター1でシュワちゃんが裸で登場する、あの夜景がバッチリな場所だが、あの山にはこのマウンテンライオンが生息している。

2019年にはよく使うフリーウェイ405でマウンテンライオンが車にはねられる事故があった。アメリカでは生息域をまたがるフリーウェイにはトンネルを作って守ることをしているとも聞く。

彼らの狩場は、もちろん山なのだが、日本のクマと同じように時々市街地にも現れる。残念ながら駆除される。これも日本と同じだ。いくら保護されている動物とは言え、実害がある時は致し方なしだ。

もしも出会った時の対処法を書いておこう。
これは向こうにいた時にテレビでやっていたことなんだが、とにかく絶対にやってはいけないことは2つ。
・姿勢を低くしてはいけない。襲ってくださいと言ってるようなもの。逆に、なるべく姿勢を高くして大きく見せることを意識する。
・背中を向けて走って行ってはならない。ネコ科共通の狩猟本能を呼び覚ませる必要はない。向かってきたら、何かを投げるのも有効だとか。

自分は大人しくはないので、いろんなところに行ったし、山の方にも出かけたが、マウンテンライオンに出会したことは一度もなかった。この対処法は知識だけにとどまった。

怖くはない野生動物として、リスがあちこちで見られた。
可愛いのだが、伝染病を持っているとかで近づかない方がいいと教えられた。そう言えば、落ちていたコウモリを助けようとして噛まれた女の人が狂犬病で亡くなった話を聞いたりで、いくら小さくても野生動物に不用意に触れることはしない方がいいと思う。最近はOutbreakなウイルス感染の恐ろしさをみんな知ってるから、この辺は想像がつくだろう。

まだ行ったことはないが、フロリダはワニに注意が必要ということらしい。一度行ってみたいところ。ニューオリンズとか、あの辺までゆっくり旅してみたいなあ。

アメリカ生活カテゴリの最新記事