- 2020.10.09
【末期がんからの生還】回想録 その7
年の暮れには、何やら客人が増える。 僕の日本からの仲間はしばらく遠慮してくれ!としてたので、ロサンゼルスのお互いの知り合いとその友達だ。 その中で自分たちの直接の友人ではない、看護師をしている1人が僕にアドバイスしてきた。「直ちにこんな医療行為はやめなさい!病院に入院させないとダメだ!」と。ありがたいことだが、その病院にサジを投げられた話と現状を説明した。 すると、「なおさらダメでしょう!小さくな […]
年の暮れには、何やら客人が増える。 僕の日本からの仲間はしばらく遠慮してくれ!としてたので、ロサンゼルスのお互いの知り合いとその友達だ。 その中で自分たちの直接の友人ではない、看護師をしている1人が僕にアドバイスしてきた。「直ちにこんな医療行為はやめなさい!病院に入院させないとダメだ!」と。ありがたいことだが、その病院にサジを投げられた話と現状を説明した。 すると、「なおさらダメでしょう!小さくな […]
年の最後の検査。 前の検査から3週間とちょっとだった。 肺がんは何と!直径2.5cmになった! 5.5cmから一気に小さくなった。 肝臓がんも集中施術が効いて、1箇所だけ残る結果となった。 やり出して、まだ2ヶ月とちょっと。 すごいスピードだ! これでどうやら、ガンが全て消えていくのではないかと自信というか2人とも良いチーム感が強くなって年を越せることになった。 ただ、日に日に多くなる肺からの排泄 […]
時系列的にはこの前の投稿で書いた方が良かったかもしれないことなんだが、実は、この検査の前に、どうしても日本でやらないといけない仕事が2つあった。彼女と出会う前に引き受けてしまった仕事だ。 3週間でも日本に戻ってれば予定をこなせるんだが、今の彼女に3週間は長すぎる。 3泊5日を2回にした。 短くしても自分が留守の間、気になっていること。 ちょっと前から、彼女の呼吸を妨げるものが肺からが上がってきてい […]
前回の検査結果が良かったので、楽観主義者の自分は次も良いものだと決め付けている。得な気性だな。それほどドキドキもせずに報告を待つ。 さて。帰ってきて、発表~! なんと!な、なんと! 肺がんは直径7.5cmから6.5cmに縮小、大腸がんはなくなっていた。肝臓がんは全く変わらずだった。 これで、ガンは後2箇所!と思いきや、どうやら、乳房の方に影がいっぱいできているとのこと。乳がんか⁉︎ この乳がんに関 […]
待ちに待った検査の日、彼女が帰ってくるまでドキドキしてたのを覚えている。 肺がん、肝臓がん、大腸がんは変化なし。胃がんはMRI上、見えなくなった。 ガンが消えて無くなったということだ!すごい!できすぎ!! 全てのガンについて、「消えるか、あるいは、大きくはなっていない」ということは、最初の目標は達成したということだ! これは大きな一歩。くどいようだが、約2週間で、成長したガンはゼロ♪ 余命3ヶ月と […]
少し寝たら、自分のベッドルームの横から嗚咽が聞こえる。 自分は寝ていても音や匂いに敏感な人間だ。音に気づいて行ってみると、隣のシャワールームで彼女が血を吐いている。 わかってはいたが、やはり大変な状態だ。 自分のちからではその場から移動することもできないようなので、シャワールームで温熱を始める。昨日ずっと温熱をかけていたことが効いたのか、体温が少し上がってるように感じる。これなら上から2番目の温度 […]
2001年の10月のこと。その少し前の9月11日。アメリカで起こった同時多発テロ。飛ぶものは全て撃墜するとのことで、日本からロサンゼルスに戻れなくなっていた。10月半ばになってやっと飛行機が飛ぶのを許され、アメリカへ帰ることができた。この時の自分はと言えば、会社を辞めてから、1つのビジネスがうまく行き出し、アメリカの永住権取得に向け、弁護士を通してのビザのステップアップを狙いながらアメリカと日本の […]
『三井温熱療法の施術を受ける編』 ついに、その日がやってきた♪ 横浜の友人と、その友人の千葉の人が迎えてくれた。ドキドキしながら、治療院に連れて行ってもらった。 着いた場所は治療院というよりは田舎の民家?普通の家?って感じだった。中に入ると、早速やってもらう段取りになっていた。三井先生は普通の優しい感じ、しっかりしたおばあちゃんが第一印象だった。着替えて、温熱治療を受ける。その辺の流れは詳しくは覚 […]
『東洋医学もいろいろ編』 友人からの情報は、テルミー式温熱療法というものだった。 仕事の知り合いからやったげるというのだ。ありがたい。 どんなもんかというと、鉛筆が短くなった時に継ぎ足しに使う金属パイプみたいな感じのものに、線香のような熱源を入れて、皮膚表面を刺激する方法だ。 お灸のように静的なものではなく、ゆっくりと動かす動的なものだ。これはかなり気持ちよかった。驚いたことに、してもらった後、1 […]
『西洋医学で治らないの告知を受けた編』 大病院で見てもらった甲斐もなく、病気の原因もわからず途方に暮れる。まさに、そんな毎日だった。収穫がいくつかあったことも貴重な経験だ。・不整脈の名前は期外収縮であること。・心臓自体は機能的に極めて健康なものであるということ。・人より血管が太い。最高血圧が低いこと、脈拍が少ないことがマイナスではないということ。・このタイプの不整脈ではなかなか死なないということ。 […]