活性酸素 その2

活性酸素 その2

前の投稿で書いたこと
10億個×37兆個
とんでもない量の活性酸素が毎日、体の中で発生する。

「過剰な活性酸素は細胞や遺伝子を傷つけ、老化やさまざまな疾患の引き金になる」
これは間違いない事実。
もちろん、体の修復機能が働いて、細胞が傷ついたことでそのまま疾患に移行していくわけではないが、細胞は活性酸素の好きなようにやられっぱなしなのか?

いや!実はそうではない!

『体の中には活性酸素をやっつける酵素が存在する』

活躍してくれるのは、まず
SOD「スーパーオキシドジスムターゼ」(Superoxide Dismutase)
直訳すると「スーパーオキシドを分解する酵素」

よくSOD酵素と言われるが、SODにまた酵素って付けてどないすんねん!
危険が危ない!骨折が折れた!みたいに。

でもまあ、普通にSOD酵素で使われてるので、自分も使うんだけど。。

このSOD酵素は強力なのだが、いくつかある活性酸素の中では3番目の悪者スーパーオキシドだけを消去する。
1番強いヒドロキシラジカルも2番目に強い過酸化水素も消去できない。

特にヒドロキシラジカルはガン細胞を作る主役級の悪者である。
これをやっつけないと話にならない。
そこで次に挙げるのがカタラーゼという酵素である。
カタラーゼはヒドロキシラジカルを中和してくれる。

最後はグルタチオン。
これは過酸化水素をやっつけてくれる。

まとめると、こんなイメージになる。

私たちの体内では、呼吸で取り込んだ酸素の一部がスーパーオキシドという強い活性酸素に変わる。
まず、SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)という別の酵素が、このスーパーオキシドを一度「過酸化水素」に変換する。
過酸化水素はそのまま放置すると、さらに凶悪な「ヒドロキシラジカル」という悪玉活性酸素に変化して細胞を傷つけてしまう。
そのため、上記のカタラーゼやグルタチオンが連携して、最終的にただの水へと無害化させているということである。

そう。どんな人も、基本的にはこのシステムを持っている。
これを読んでいる人も、ほっと一安心されたことと思う。

人間の体の中は本当に不思議なメカニズムで健康を維持している。
思えば、こんな微妙な力加減で保たれているのを軽視する生活習慣を送っていると、いずれ手痛い思いをするのは間違いない。

よく言われる喫煙の害をわかりやすく書くと、
「自分から進んで、体内にヒドロキシラジカルを増産する習慣を持っている」ということになる
細胞が若く健康な内は良いが、この微妙なバランスが崩れると、あっという間に病魔にむしばまれることになる。

他にも、ストレスや化学薬品、放射線など、誰でも知っているようなものがバランスを崩す原因となっている。

続く

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