肉離れで痛いと言っても、何故か普通に歩ける。
治療後にハッキリとわかることだが、この時点では不思議で仕方なかった。
予約を入れた後、車で行こうかとも思ったが、歩けるくらいだから大好きなバイクで行くことにした。
バルカン900カスタム 川崎重工業製
アメリカンタイプの大型バイクで、車重は260kg、大きく見えるのがお気に入り。
マフラーがクロームで輝いていて、買ってから16年経った今でも美しい状態を保っている。
岡山と言っても、赤磐市なので備前の次に近いくらい。
良いツーリングにもなった。
このイオンアクティベイションセンター。
行ってからわかったことだが、マラソン、トレイル、ウルトラマラソンのランナー、そして、トライアスリートも肉離れの治療に来る、知る人ぞ知る肉離れ専門の治療院だった。
僕の治療の後に来る人は、日本最高峰のウルトラトレイルマウント富士 総距離約170km、獲得標高約8,400mというとんでもない大会のベテランランナー、しかも、その方はなんと!70歳代だと教えてもらった。こういう特殊なメンテナンスの元で長い選手生命を謳歌している人がいることを知った。
さて、治療法についてだが、予備知識は全くなく「イオン活性療法」と言う名前だけ聞いてイメージが湧く訳もなく。。
他に聞いていたことは、治療した次の日も同じ治療を行う、2回セット方式ということだけだった。
治療院は年配の方と若い方のお2人でやっておられるようだったが、私の担当は若先生だった。
スタート
最初にお風呂に入る。時間が決まっていてタイマーを合わせてから入る。
お風呂には電極のようなものが漬けてあって、体を帯電させるのだろうか?とにかくよくわからないが、言われる通りに準備した。
さて、治療
ベッドに横になってこういうことをしますよって説明を受ける。
先のまあるい棒が装置につながれていて、これで患部を撫でるらしい。
それで、肉離れが治るらしい。
友人から、かなり痛いと聞いていたが、どう考えても痛いとは思えない。
少なくとも、この時点まではそう思っていた。
肉離れしている右の太もも以外にも、左手の小指が痛くて動かせないと書いていたので、そこから治療が始まった。
左手の小指なのに、肘の部分を撫で出す。
ものすごい激痛が走る
ここが原因だと説明してくれながらも、痛すぎて声が出る。
どうやら、若先生の言う通り、肘の肉離れだった。
ここは一瞬にして小指の痛みがなくなった。
すごい!
いろいろ、あちこち棒で撫でてくれたが、他に痛いところはなく、いよいよ右の太ももに。
ここは痛いなんてもんやない!Max痛い!
今まで経験したことのある痛みとはまったく質が違う。
まるで、鋭利な刃物でサクッと切られているような痛みだ。
やめて!とは言えない。
遠いところからわざわざ治してもらいに来たんだから。
しかし、痛い。いや、痛い。
肉離れの範囲が広いのか、ずっとやってはる。
もうやめて!痛すぎる!(心の声)
何分やってくれはったのか覚えてない。
若先生が「これはひどいですね。大きい!」と、そんなことを言ってはった。
見てみると、太ももの右半分が真っ赤に変色してる。
理屈を教えてもらった。
肉離れした時に筋肉中に出血が起こる。その血液がうまく吸収されれば良いが、肉離れがひどいと筋肉中で固まり残ってしまう。それが血液やリンパ液の流れを妨げて肉離れしたままの状態が続いてしまうということ。
簡単に言えば、筋肉組織として、断絶したままの状態が続くということだ。
なるほど!それで休ませても治らなかったんだ!
イオン活性療法とは、筋肉間で固まった血液を取り除くことによって、痛みの原因をなくし、そして、元の状態の筋肉へ治癒力を改善する療法だということ。
赤い部分は固まった血が浮いてきたということだったんだ。
この日の治療は終わったが、次の日も同じ治療をやってもらった。次の日は痛みがほんの少し?マシに感じた。少し治ったのか、痛みになれたのかわからないが。。
治療を終えて
走ってみないと何とも言えないが、先生の話では「3日ほどで走れる。
1週間でMaxの力が出ます。」ということ。
驚きしかない。
本当だったら、大阪マラソンに間に合うやん。