【末期ガンからの生還】回想録 その6

【末期ガンからの生還】回想録 その6

年の最後の検査。

前の検査から3週間とちょっとだった。

肺がんは何と!直径2.5cmになった!

5.5cmから一気に小さくなった。

肝臓がんも集中施術が効いて、1箇所だけ残る結果となった。

やり出して、まだ2ヶ月とちょっと。

すごいスピードだ!

これでどうやら、ガンが全て消えていくのではないかと自信というか2人とも良いチーム感が強くなって年を越せることになった。

ただ、日に日に多くなる肺からの排泄物。

あれは何なんだ?

思うに、ガンやその周りの粘膜質が通常は分解されて血液に乗って最後は排泄物となることを想像するのだが、その理屈とは合わない。縮小したガンはどこに行ったか?を考えると、この物体はガンに関係するものであると考えても間違いとは言えないのではないか。確証はないが。。

それにしても、とにかく大変な状態。
何度も、彼女の息が止まってしまう!
すんなりと喉に出てこない。呼吸が止まってしまう。

最初はどうして良いかわからなくて、人工呼吸の要領で口から息を入れるが、詰まってるわけだから全く息が入らない。

気道を確保してもダメ!胸を押しても出てこない!

焦った自分は持ち上げて逆さにしてみる。若かったからできたんだろうけど、見事に詰まっているものが喉の方に移動したようで、ある瞬間、彼女が急に咳き込むようにしてブツが出てきた。息をし出した。

詰まる前に肺にいっぱい空気が入っていれば、彼女自身でブツを押し出すことができるかもしれないが、息をある程度吐いた瞬間に詰まったら、自分ではどうしようもない、何もできない状態になる。

ただ何度か息が止まるのを経験していくと、必ずしも逆さにしなくても良い方法があることに気がついた。

詰まりが軽い時は体を横にして背中を叩くのも効果があることがわかった。

他にも、痰が絡んだ時も顔を下向きにした方が痰のキレが良いわけだから、頭を下にするのは効果があるはず。ということで、ベッドのヘリを利用して、仰向けで胸から上をベッドから出させてだらーんと垂れさせる。その状態で数秒、長い時は十数秒待っていると、分泌物は喉の方に出てくるようだった。

分泌物を観察してみると、血の塊のようであったり、緑色?黒色?っぽいものであったり、粘性が高く重量もありそうな物体、何だろう?

わからないが、そいつは2時間おきにやってくる。

だから1日24時間、2時間おきにエビゾリをやらせないといけなくなった。

彼女の近くにいないと、、、自分のベッドルームで全く寝れない日が続く。お風呂に入るタイミングも1階に降りるタイミングも出したすぐ後でないとダメだ。

寝る時も同じベッドで横で寝ることにする。

横で寝てると、ある時、気づいたことがあった、息が止まる前に音が鳴ることが多いことに気づいた。詰まってくると笛のように高い音がするのだ。

それに注意してると、息が止まる瞬間がよくわかる。

そこに至るまでにいろいろ考えた。

鼻に吹き流しのようなものをつけてると息が止まるのがわかるのではないか!とか。胸の動きを見るために布団をかけずに寝させるとか。

それでも、自分がずっと寝なくて済むなら、見張ってても良いのだが、それはできないのは誰にでもわかること。

それに必ずしもそのタイミングで上がってきてない時もあり、そんな時はえびぞりしても何も出てこない。詰まる直前か詰まった時しか外に出せないとは厄介な話だ。

その点、音に気づいたのは我ながらグッジョブだった。音はわかりやすかった。

さらに、約2時間おきというのが体に染み付いて、24時間対応できる自分になっていたことに、もっと驚いた。同時に産後のお母さんの大変さも身に染みた。

(続く)
https://bunsei.net/2020/10/09/post-280/

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