【末期がんからの生還】回想録 その9 最終回

【末期がんからの生還】回想録 その9 最終回

最後のMRI検査の結果、すべてのガンは消えていた。
3ヶ月弱の出来事だった。
出会った時はこんなことが起こるとは全く予想もしなかったこと。温熱療法が如何にスゴイとは言え、ジュースが如何にガンに効くとは言え、そのタッグは凄まじかった。西洋医学ではどうしようもない彼女をただの民間療法がやってのけた訳だ。
ありえない!奇跡だ!
何とでも表現はできるが、現実に起こったことだし、奇跡でも何でもない。
何をやったかは極めてクリアな話だ。

誰の身にも起こるのか?
そんなことはわからない。
でも、三井温熱療法で起こってきた数々の奇跡。
ジュースを飲んだ人に起こってきた数々の奇跡。
それが彼女にも起こったということだ。

信じるも信じないも、そんなことはどっちでも良い。
このことが意味することはもっと先になればわかるとして、とにかく彼女が頑張ったこと。そして、自分も頑張ったことに自信を持ってよし!とすることにした。

さて、相変わらず、肺からの排出物は続く。
これが問題だ。
おそらくガン細胞はMRIに映らないが、まだ肺にあるのだろう。
どういう組織で成長しているのか?何が正常細胞と違うのか?全くわからない。それに西洋医学的には完治している。
でも、排出物は続く。
ちっともおさまらない。

怖いな!
息が止まる!って。

放っておくわけにもいかないし、とにかく一緒に居続ける。
仕事をしたいのだが、ふーーっ!
ガンが消失した結果が出てから、さらに2人で話す機会が多くなっている。

彼女も在宅でできる仕事を続けている。
だが、自分はどうしようもない。何にもできない。
できること言えば、日本から注文を取って発送するぐらいのもんだ。このままではアメリカにいる意味すらもない。

一時帰国を考える時がきた気がする。
準備してきたことを進めるのか?彼女のケアを続けるのか?
ここまできたことを考えると放っては置けない。自分の弱点だわ。サラリーマンの時もそれで仕事をやりすぎた。いつもどこでもYesと言って仕事を取ってくる上司を放って置けなくて、結果的にはバリバリ仕事をしてしまったからだ。

心を決める。

まずは帰国だ。
ビザをステップアップさせていく計画を組んでいる弁護士と話をする。とても残念がっていたが、仕方ない。
チャンスがあれば、また一からやっても良い。
ここには書かないが、自分についても、いろいろなことを考える時間を持てた。

彼女の話に戻るが、ガンが消えたという事で、嫌いだったジュースは高額であることもあるし止めることにした。温熱も熱いので嫌だということで止めた。全て彼女の希望だ。
変わって、サプリメントは製品を絞って続けることにした。
特にマルチビタミン、そしてプロテインを多量摂ることにした。

はてさて、これが吉と出るか凶と出るか、この続きはまた気が向いたら書くことにして、とりあえず、末期がんは消えたので、このタイトルはここで終了する。

ガン再び
https://bunsei.net/2020/11/06/post-404/
に続く

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