いよいよ今年も残すところ37時間と20分ちょっと
みんながよい年を迎えられることを祈って、今日もしっかり頑張ろう!っと。
アメリカに住んでいた時に友人が受けた近視矯正手術、初めて聞く単語レーシックというものだった。
この女性、手術で見事に視力矯正できたのだが、僕からしたらめちゃめちゃチャレンジャーというか勇者!
自分が学んで来た専門から、レーザーというものは金属を切断したり溶接したり、高出力なもののイメージで、そんなものを目に当てるなんて!怖すぎる!もちろん僕は絶対にやらないという結論だった。
4000ドルという手術費用をかける価値はあるのか?
術後の様子を聞いてみると、
「コンタクトも眼鏡もいらない生活は快適以外の何物でもない。」
彼女は4000ドルに見合うと言い切っていた。
確かに、コンタクトと眼鏡って毎年毎年お金がかかるし、どちらも清浄にしておかないと不快なので、洗浄にも保管にも気を遣う。
コンタクトなどは装着時間が長いと乾いてくる場合もあって、快適とは程遠い。
なのでレーシックに魅力を感じつつも、やる勇気はゼロ。
それから何年かして、日本に帰国してから、先に帰国していた彼女に会った時に、「その後どう?」って聞いてみたら、少し視力が落ちていると言っていた。
やっぱり!
「それでも、車の運転に支障があるほどではない。」と言っていたから、視力0.8は保っているのだろうと思った。
その後、僕の身に事件が起こった。
先の投稿で書いたが網膜剝離が起こって失明の危機が訪れた。
これにはYesもNoもない。
無理やり。
レーザーで。
しかも、
角膜ではなく網膜を焼くというとんでもない話し
究極のレーザー使用を余儀なくされてしまうことになった。
結論から言って、なんてことはなく、見事に制御されたレーザーで手術は成功したのだった。
自分のレーザーのイメージは完全にぶっ壊された。
網膜にこんなことができるなら、角膜なら楽勝やん!
これは、もう一度レイシックを検討してもいいよなあ~!
いや、すべきだよなと思った。
調べてみると、日本ではまだまだ症例が少なく、どこの病院にするか、術後は大丈夫なのか、不安が大きかった。
ヤンペした。
それでも、いずれはやりたいこととしてリストに入れて、引き続き調査することにした。
思いだした時に調べるという感じで、何年か経った。
ある病院で10万件ほど手術して、失敗はゼロということだった。
これならと、まずは検査から受けてみる事にした。
両眼で20万円
覚悟していたより随分と安い!
しかも、レーザーも違う、イントラレーシックとかエキシマレーザーとか、売りは以前のものと違って、術後の角膜表面がとても滑らかと言う事らしい。
よくわからないが、滑らかになることで、視力の戻り(落ち)が少ないらしい。
ええやん!
勢いつけて病院に行ってみた。
検査無料
ええっ!そんなんやばい会社の広告みたいに!
自分の人生で無料のもの安すぎるものは避けて来た。
かなり不安。。
行ってみると、そんなことはなく、検査しないと出来るかどうかが分らないから検査無料としているようだった。
そして、自分の検査結果
レーシックはできません!
ということだった!
マジか!
がっくり!
どうやら角膜の中央が薄く、厚みの中心が中央からズレていると言う事だった。
レーシックは角膜表面を薄く剥がしたフラップというものを作って、その後に角膜を削って、まるで角膜をコンタクトレンズのような視力矯正状態にして、その上にフラップをカバーして完成する術式の様だ。
僕の場合は、その厚みが足らないのでフラップは作れない。
つまり、レーシックは出来ないということだった。
ショックな顔をしていたのだろう。
先生が続いて話をしてくれた。
「当院が提案できる術式としてラゼック(LASEK)というのがあります。それなら近視矯正手術は可能です。」
早く言ってよ~と思ったが、先生は真剣な顔で
「術後の痛みと痒みが結構きつい術式なんです。それを耐えてもらわないといけません。」
とのこと。
答えはもちろんYES!よろしくお願いします。
今もその病院でやってくれるのか不明だが、その時はこういう術式で対応してくれた。
僕ってやっぱり何かが違う。
このパターンが、まあまあ多い人生なんだよなあ~!
まあ、大丈夫だろう!
さて、ラゼック(LASEK)の特徴は、
・フラップを作らないため角膜の強度が強い!
・角膜の形状異常の方や角膜の薄い方に最適!
・格闘技をされる方!
格闘技はしませんが(笑)
加えて、術後何日か、特に1日目は相当な痛み痒みが襲います。目を保護する透明のカバーを絆創膏で付けてもらいますとのこと(アイキャッチ写真)
これは痛みや痒みを軽減するためではなく、目を搔かないためだけのものだった。
なんて~原始的~!
当時のやり方は何ともダサい方法だったが、
本当に痒い!たまらなく痒い!
1日だったか2日だったか覚えてないが、角膜の回復力は速いという。
おそらくすごい速度でレーザーによる火傷が治って行くのだろう。
最初はめちゃ痛くて、そのあと痒くてたまらない。
これを防ぐには酸素を遮断するしかないと思う。
火傷って何かで覆うと痛みがマシになるもんなあ。
調べてみると、今ラゼックをやっている病院では1週間コンタクトレンズをつけるようだ。
そらそうやろう!
痒過ぎやわ!(笑)
それでも、今思うと、耐えれないものではなかったし、
術後、何年経っても視力は落ちてはいないし、
結果的にはこの術式でも視力矯正手術を受けてよかったと思う。