油は大切 その2 見えない悪者油

油は大切 その2 見えない悪者油

今日は一段とショックな情報かも?
でも、知ってる人は知っている。関係者はわかってて使っていると思う。

見えない油「パーム油」

トランス脂肪酸に続く摂らない方が良い油。
東南アジアで栽培されるアブラヤシの実からとれる油
ココナッツとは全くの別物
融点37℃。常温で固体。

と、ここまで書いても、環境や人体に良くないと言われていることは想像できないと思う。
パームと聞くとヤシの実洗剤とか肌に優しいなど良いイメージを持ってる人もいるのではないかと。。

とにかく食品として売ってるのを見たことがないので、年間4〜5kgも口に入れていると言われることを知らない。

「見えない油」

安くて常温で固体、耐熱、耐酸化、水素添加しなくても自由自在に使える。商業的立場からすると安くて使いやすい!
マーガリン、ショートニングなどの油脂、加工食品、パーソナルケア製品、洗剤など、日本国内のパーム油使用は多岐にわたり、大量消費されている。

近年では、バイオディーゼルエンジンや火力発電の燃料(EUは2030年までに利用をゼロにする計画)としても利用されている。2009年時点で、世界で最も生産されている植物油である。

揚げ物、油を使った加工品のほとんど、アイスやお菓子などなどなど、、
加工品の状態で食べているので気づかない。

一体どうして、こんなにパーム油が使われるようになったのか?
歴史的なところを書いているものを引用すると、

1960年代には、マレーシアのゴム農園がアブラヤシ農園に転換しはじめ、1966年にはナイジェリアを上回る最大生産国となり、1980年代にはアメリカの大豆油産業と相対することになる。主にポテトチップスの揚げ油として、アメリカでの輸入量は1965年には約3000トンほどだったものが、1975年には約44万トンとなり、マクドナルドといったファーストフード店でも使われ始める。1980年代には、アメリカ心臓病予防協会も、動物性脂肪や、パーム油、パーム核油、ヤシ油をまとめる熱帯油の言葉によって、これらに含まれる飽和脂肪酸が心臓病のリスクを高めると呼びかけたが、1989年には、大豆油由来マーガリンは水素の添加によって同様にリスクを高めるトランス脂肪酸が多いことが明らかになっていくまで、1980年代にはアメリカでのパーム油の使用量は一時的に下落していた。
健康の面と風味や硬化の点から以下のいずれかの選択肢が生じ、動物性脂肪、トランス脂肪酸を含む植物油が由来のマーガリン(やショートニング)、パーム油、そして欧州の一部でトランス脂肪酸の使用禁止が法律化されると、パーム油の使用が増大してきた。
農業の持続可能性の考えが一般的になると、2004年に「持続可能なパーム油のための円卓会議」が開催され、森林保護と人権の問題が提起された。2013年に欧州パーム油同盟 (EPOA) が組織され、また2020年に向けて欧州の食品チェーン全体に持続可能なパーム油が100%になるよう求める「アムステルダム宣言」が2015年になされ署名国にはイギリス、イタリア、ドイツ、デンマーク、ノルウェー、オランダなどが含まれる。2016年には欧州で使われていた持続可能なパーム油は、69%であった。

なるほど!恐ろしい!

パーム油は「常温で固体の油」の摂りすぎにもなっている。
しかし、製造側には安くて加工しやすいメリットがあり、消費者にとっても安い方がありがたい訳だから、表面上は双方良しなのだ!

見分け方もある。

原材料を見て、”植物油脂”、”加工油脂”など書いてあればトランス脂肪酸やパーム油が含まれる可能性が高い!

安くて便利という一方で身体に良くない。
加えて、環境破壊の深刻さ、他国の人や動物達を苦しめている現状があり、他国では規制方向にある、日本では??

だんだんと深い話になっていくので、リンクを貼っておくことにする。

3分でわかるパーム油
https://www.bctj.jp/3minutes-palmoil/

パーム油 私たちの暮らしと熱帯林の破壊をつなぐもの
https://www.google.co.jp/…/activities/basicinfo/2484.html
https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/2484.html

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