肛門の奥の鈍痛は巨大なアレだった!

肛門の奥の鈍痛は巨大なアレだった!

昨日の投稿を書いている途中で、そう言えば、てこずっていた痛みがもう一つあった。
それは今から10年ちょっと前くらいから始まった痛みで。
場所はお尻の穴の奥の方。

痛む時は決まっている。
快便の時、便が多い時は問題ない。
痛いのは、便の量が少なくて、何となく少し残っている気がする時に、トイレから出た後、お尻の穴の奥の方が突き上げるような、引っ張られるような感じで痛む。
これが結構長い時間なので、もう一度、トイレに入って、残っているであろう便が出るまで続く。

一体何なのか?

この場所の痛みと言うのは、体を突き抜ける感じでかなり辛い!
しかも、回数が割と多い。誰しも、快便とか、便が全て残らずに一気に出るばかりではないはず。便秘のない僕でも、普通にそれはある。

その度に確実に痛む。
すなわち、再現性があるわけだ。
それでも、2年くらいだろうか。。我慢していた。

ある時、思い立って、宝塚の町医者に行った。
消化器科肛門科を訪ね、この症状について説明した。

全くの無駄足だった!

そんな話は聞いたことがないと、鼻っから取り合わない。
調べようともしてくれない。「お帰りはあちら!」対応なので、問診だけで帰った。

田舎の町医者では全くダメなんだろう。聞いたことがないことに興味も持ってもらえないなんて。。ショック

それからどれぐらい経ったんだろうか。。しばらく気持ちの充電してから、今度は大きな病院。
兵庫医科大学に行ってみた。
流石に待たされたが、なんとか順番が来た。なんと!下部消化器科の担当はこの病院の副院長先生だった。
同じように症状の説明しようとしたが、かなりご立腹。
「あなたのように紹介状もなしに来る人間がいるから困ったもんだ。特定医療機関というものは。。」かなりの長口上だったので覚えてないが、横にいた看護師さんが僕に気の毒そうな目でずっと見ていたのを覚えている。
結局、腸カメラで見てもらえることになったのだが、これがまた極めてお粗末なものだった。今までで最低の検査というしかないものだった。

まず、痛みの出ている部分を考えると、直腸かS字結腸のあたりに問題があるだろうと誰でも想像がつく。

それを検査技師は、肛門から入ったところは見ることもなかった。

全くだ。全く見てもいない。
カメラは奥深く、上行結腸まで入って行き、そして、一通りの検査が終了した。
あまりのガッカリさに言葉が出てこない。
一応、兵庫医科大学という病院に行ったのだから、こんな全体がぼけた検査で良いはずがない。

紹介状がないだけで、こんな大人をばかにしたようなことが許されるのだろうか?
先生に結果を聞いたのだが、「何にもなかった」の一言。
いつも上機嫌の自分だが、この痛みについては何年も引きずってきたので、さすがに腹が立ってきた。



当然、肛門近くにポイントを絞って聞き直した。
だが、肝心の部分はじっくり検査せずに、あっという間に下行結腸、横行結腸へとカメラが進んでしまっていて、、、
何しにきたのやら??
朝早くから気合を入れてきたんだが、大病院とは大きな病院という意味だけだった。
見つけようとする努力だけでも見せてくれていたら。。。ショック

流石にショックから、しばらく立ち直れず、痛みは続くよ!どこまでも!
痛みの程度が急激にひどくなることもなかったんだが。。
で、それからまた何年我慢したんだろう。。

それが、2019年3月に一気に解決する。

毎年どこかしら検査をしてもらう天王寺の開業医に、この年は、腸カメラをお願いすることにした。
大腸にポリープがあるかないか、ガンがあるかないかの検査だ。
前の日から2リットルの下剤を飲んで絶食。これは普通の人には辛いだろう。ランナーの僕は飢餓状態は得意中の得意。楽勝だった。お酒を飲めないのがちょっと辛かったくらいで(笑)

さて、本番。

僕もテレビ画面で確認しながらカメラが入っていく。
(だいぶ違うなあ〜!あの病院と)
カメラを入れていきなり、先生の大きな声。
「おっ!これはでかい!」
早速、巨大なポリープを見つかった。

直腸に20mmのキノコのような隆起型のポリープ

これは後で取ることにして、先に下行結腸、横行結腸、上行結腸と丁寧に診てもらった。

最後にこのドデカいポリープを取って検査に回すことになった。
衝撃の大腸検査だった。

それから、何度残便感があるような状態になっても肛門奥の鈍痛がない。
除去してもらった後は便が残っても痛みがないのだ。
まるっきり!
これはドデカいポリープが痛みの原因だったと言っても間違いではないだろう。

いつ頃からポリープが大きくなって、痛みが出るようになったかを考えてみると、
ポリープはサイズが倍になるのは大体5年かかると言われていて、20mmとなると、10年前に5mmだったということに違いない。
まさに痛みが出だした時は、5mmからどんどん成長していった頃だったんだと推測できる。
できてた場所が直腸の縦方向の真ん中だったことから、便が残るとここが張っぱられて、内臓内に鈍い痛みを感じることになったんだろう。

ポリープの生体検査結果は、中心部が癌化していたとのこと。
20mm以上は50%がそうなると、どこかで見たことがある。

ありがたいな!
アプローチする場所を間違えても、あきらめなければ原因は見つかるもんだ。
これからも良い医療機関の世話にはなりたいとは思う。
感謝!

健康カテゴリの最新記事