先週のこと、「アルツハイマー病 血液で発症前に高精度予測 東大などグループ」って、ニュースが飛び込んできた。
発症後の軽度認知障害(MCI)の診断には、今や有名になった血液検査「MCIスクリーニング検査」がある。それはアルツハイマー型認知症前段階である軽度認知障害(MCI)のリスクを採血で未然に調べる検査なんだが、このニュースは発症前に90%以上の精度でわかるというからスゴイ!
母親が重度のアルツハイマー型認知症ということで、自身も高齢になった時に発症するのだろうか?
いや、運動を続けてれば大丈夫じゃあないかな?
とか、
いやいや、母親も60代の時はプールによく行ってた。
運動を全くしなくなったのは、70代後半かな。
仕事を辞めたのが79歳。
アルツハイマー型認知症と診断され、薬を処方されたの、その5年後の84歳。
そして、今が94歳。
10年生存率が18.9%となっているから、5人に1人以下の仲間になってるんだ。
正直、昨年が一番危なかった。
施設に預けるのがほとんどで、一昨年はどんどんと悪くなっていった。
放っておけば、昨年2月には帰らぬ人になっていただろう。
一昨年の年末に自分が引き取ってケアしだしたのは本当に良かった。今の状態を考えると、あと3年は大丈夫な気はするが。。。
アルツハイマー型認知症という病気は、短期の記憶障害から始まり、過去のこともどんどんと忘れていく。
そして、私のことを息子だという認識も薄らいでいく。
最後には、食べることもできなくなると聞いている。
今のところ、飲食は全て完食している。引き取った時よりは、随分と体重が増えて、健康状態が安定している。
わかっていても止められない。
症状が進んでいく、時計を止められない。発症前に何とかできれば、運動療法など、いくらでも手はあったと思う。
この東大の発表は本当にすばらしい!
記事をコピペしておく。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240523/k10014457851000.html
アルツハイマー病の原因となる異常なたんぱく質が脳内にたまっているかどうかを、血液中の2種類のたんぱく質を組み合わせて分析することで、発症前から高い精度で予測できることを東京大学などのグループがつきとめたと発表しました。グループでは、血液検査で発症前から診断できるようになれば、早期治療につながるとしています。
この研究は、東京大学の岩坪威教授などのグループが、国際的な医学雑誌で発表しました。
アルツハイマー病では、発症するかなり前から脳の中に「アミロイドβ」という異常なたんぱく質がたまることが知られていますが、現在は、大規模な装置で脳の画像を撮影するなどして診断する必要があります。
グループでは、認知症を発症していない国内の474人の血液を詳しく調べ、画像診断の結果と比較しました。
その結果、血液に含まれる「アミロイドβ」と「リン酸化タウ217」という2つのたんぱく質を組み合わせて分析すると、脳内に「アミロイドβ」がたまっているかどうかを高い精度で予測できることが分かったということです。
さらに、年齢などの情報も加えて分析すると、精度は90%以上でした。
岩坪教授は「早期のアルツハイマー病の薬が実用化されたが、次の時代は発症前の人が治療の対象になるとみられる。血液検査で診断できるようになれば、早期治療に役立つはずだ」と話していました。