『西洋医学で治らないの告知を受けた編』
大病院で見てもらった甲斐もなく、病気の原因もわからず途方に暮れる。まさに、そんな毎日だった。
収穫がいくつかあったことも貴重な経験だ。
・不整脈の名前は期外収縮であること。
・心臓自体は機能的に極めて健康なものであるということ。
・人より血管が太い。最高血圧が低いこと、脈拍が少ないことがマイナスではないということ。
・このタイプの不整脈ではなかなか死なないということ。
最後のは今となっては嘘だったとわかった。高円宮殿下が同じ不整脈を患い、結果的に心室細動で亡くなられたのは有名だ。
さて、これからどうするか?
とりあえずめげずに病院を回って、検査結果を伝えて、詳しい医師からアドバイスをもらうのが賢明だろうと、再び、病院回りすることにした。
あと、どういう時に不整脈が起きるのか、自分なりにパターン分析してみた。
・寝る時にベッドに横になる時
・排尿の時
・緊張した時
・運動の後、脈拍が平常に戻る時
最後のパターンは、割と多かったので、脈拍を測ってみると、100bpm以上に上がった後、90bpmを切る時に不整脈が必ず起きることがわかった。
この意味で、緊張した時に不整脈が起きるのも、この辺りの脈拍帯で上下しているのだろうと推測できる。
ということは、医師の言う通り、機能的なものではなく、別の何かなのだろうと考えるようになった。
そうこうしてるうちに、父親が不整脈が気になるということで(笑)大阪の総合医療センターに行ってカテーテル検査をするということになったのだった。
遺伝?
なんというタイミング!笑けてきた!
とても良い先生だと言うことで、自分も相談することにした。
副院長先生、心臓の権威らしい。
期待は高まる。
先生に今までの検査結果をすべて話した。自分で測定したパターンのことも。
全てを聞いた後、先生の説明が始まった。
「まず、あなたの心臓は何も問題がない。問題があるのは、心臓に信号を送ってる神経です。」
そう言って、目の前にある心臓の模型を使って詳しく教えてくださった。
「ペースメーカーと言うようなものが体にあって、それがコントロールされた間隔で心臓に信号を送り続けているので、心臓が規則正しく収縮拡張を繰り返します。あなたの場合は、信号を送るタイミングが狂ってしまって、脈が乱れてしまってます。」
なるほど!注意深く聞いていると、
「具体的に言うと、自律神経の異常です。自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、そのバランスが崩れることで起こると考えられます」
先生。具体的にどうすればいいのでしょう?
「自律神経に関すること、このタイプの不整脈を治すことは西洋医学では不可能です。薬もありますが、病気を治すものではありません。」
ええっ!そうなんですか?
「幸いもっともっと年を取ると、痛みは鈍くなります。気にならなくなると思いますよ」
えっ?それだけ?
これから、そんなに年を取るまで痛みを気にしないで生きろ!いつか気にならなくなる時が来る!と(笑)
ありえない!権威のお言葉!
愕然として、病院を出た。
もう何が何だか。。。
落ち込むだけ落ち込んだ。
このままではあかん!
何とかせな!
思いついたのは、西洋医学がダメなら、、、東洋医学?
そんな根拠のない発想が浮かぶ(笑)
それでも、気持ちも晴れるので、知り合いに伝え続ける。「何とかならないか?何とかしたいんだ!を。」
それからどれぐらい経ったのか覚えてないが、友人から1つの情報が入った。
(続く)
https://bunsei.net/2020/09/26/post-233/