何歳まで走れるのか?

何歳まで走れるのか?

前回の投稿では書かなかった自分の気付きについて書いてみたい。
「自分は何歳まで走れるのか?」
それは自分の意思次第!
そうだろうか???
あながちそうとも言えない気がする。

どれだけやる気があったとしても、まずベースになるのは走り続けることができる体が必要だ。ゆっくり走ろうが速く走ろうが、何キロも走るためには走れる体を作り上げて、それを維持しないといけない。

ランニングに関してはいろんな誤解があるが、中でも健康であるということと走れるということは、必ずしも一致はしない。。

走れないから不健康ということではないというのは誰でもわかるが、逆に走れるからと言って、健康だとも言えない。
どこかを傷めていて故障を持っていたり、慢性の持病を持っていたり、高血圧であったりもする。人によっては顔が年齢以上にしわやシミでボロボロになっていたりすることもある。
実際、自分のランニングの知り合いで自分よりもずっと若くして癌で亡くなってしまった人が何人もいる。

歳を取った時に筋肉が最後まで必要ということを考えると、健康の必要条件の中に運動というものが入るものの、運動さえしておけば健康という形にはならない。すなわち、必要十分条件ではないということを示している。
しかも、フルマラソンに関しては、ただ走り続けるだけなのに体への負担がとんでもなく大きい。これは間違いのない事実なので、趣味として続けるなら、老化防止の知識を持つことと、体を若く維持するためのお金は覚悟しておくべきと思う。

とは言え、途方もない話ではなく、実際に日本では数多くの高齢ランナーが存在する。
今から10年以上前、北海道の千歳JAL国際マラソンのハーフに3回ぐらい出続けたことがあった。自然豊かなコース設定で気持ちは良いのではあるが、なんせ山の中の道を走りアップダウンはかなりあり、フルはキツいからとハーフにしていた大会だ。
このフルマラソンの80歳代の完走者のなんと多かったこと!
それにビックリした!
なんと!日本には元気なおじいちゃん、おばあちゃんがいるなと!

ではどうやれば良いのか?
より長く走るために何が必要か?
これまで今まで教えてもらったことを練習に生かしながら、走りに活かせてこれたと自分では思っていた。

ここでは詳しくは書かないが、姿勢のこと、意識のこと、シューズのこと、腕振りのこと、、、知ると知らないでは大違いなので、何年も個人トレーナーを付けて勉強してきた。
しかし、それも毎月それ相応の距離を走って成り立つこととも言える。

今、親2人を介護しながら、いくつも持っている大好きな仕事にも精を出している。すべてを満たした上で安全に走り続けるためには、今まで勉強してきたこと以外に必要なことがあると思えてならない。
自分の願望と言えば願望なんだが。
「効率よく練習効果を得るための走り」「練習量が最小でも走れる走法」という答えがないかもしれない問題をどうしても解きたくて、最近流行りのyoutubeも使って(笑)探していた。

そんな中、1つの答えとも言えるものに出会った。
できるだけエネルギーを使わないで走ることを目指す人は数知れないと思う。30km以降の失速をメンタルや根性論で解決するのではなく、そのyoutubeはスポーツ力学に則ったものだった。

とてもためになったのでyoutubeのリンクを貼っておく。
もしも、自分もこれができたらと夢のような景色が浮かんできた。
https://www.youtube.com/watch?v=YRnZzTuPA_Q
タイトルは「第1回 科学と物理でフォアフット走法を考える」というもので、実際にどうやればいいのかを考え中だ。。笑笑

完璧でなくても、まずはやり始めてみる。
これを完璧にできる日本人選手がいたら、もうすでに世界に追いついているはずだから、今のところ誰もできてないと思う。
もちろん、僕ができるわけもないのだが、夢だから良いのだ。
練習して夢のような景色にちょっと近づいてもいいんじゃないの~(笑)

これだけでは、なんのこっちゃ?なので、少しだけ書いておくことにした。

映像を見ると、着地の衝撃に注目している。
ケニア人は体重の1.6倍、日本人アスリートが2.2倍、市民ランナーは3倍。
スピードの差とは逆に、一番速いケニア人の着地の衝撃が一番小さい。
日本人の走り方では、着地による衝撃がダメージとして蓄積されていくのが容易に想像できる。

この動画では、足裏の着地部分について詳しく話してくれている。
ほとんどの日本人のかかと着地しているのに対して、ケニア人は小指球着地になっている。これが理にかなっているというのだ。

まあ、理屈がそうなっているなら、如何に自分の走りにそれを取り入れられるのかだな。

やってみようと思う。

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