6年くらい前に、友人から太陽の光で肌がピリピリするって相談を受けた。
症状としては感覚的なもので、蕁麻疹が出るとかそういうものではないとのこと。
アレルギーなんだろうが、原因は何だろう?
他に困ることはなさそうなので、今一番あてにしている遺伝子栄養学のサプリメントを勧めてみたが効いたという報告は聞いてない。
万能なものは世の中に存在しないのは知っている。
僕の不整脈の最後の部分には強烈に効いたから勧めたんだが、彼女には効かなかったようだ。
アレルギーは複雑だ。
自分にはアレルギーというものがない。
食品、金属、花粉、黄砂、PM、化学物質、、、に対して何のアレルギー反応もない。
それもあって、自分にしては本気で突っ込もうとしてこなかった病気がアレルギーだと言える。
本人にとっては深刻だし、これがアナフィラキシーショックのようなアレルギーなら大変なことだ。
今、こうやって書いていて思い出した。
自分にもアレルギーがあった。
寒い時に腕を露出させていると痒くなる。
夏の冷房に対しても冷風が当たると痒くなる。寒因性じんましんとか言うそうだが。。
持ってるやん!アレルギー!
もう1つ思い出した。
揚げ物で油が悪いとか古いとかに対して、人より速く、人より激しく気分が悪くなる。
あるやん!アレルギー!
とまあ、アレルギーの全くない人間なんていないのかもしれない(笑)
ただそれを体質と我慢し続けるか、治るんなら治そうとするかなんだろう。
話しを戻すと、光線過敏症について、ある製薬会社のページに書いてあったこと。
光線過敏症とは、日光に当たることが引き金となって、皮膚のかゆみや赤み、発疹などが生じる病気です。日光によって免疫系が過剰な反応を起こして症状が出ると考えられていることから、「日光アレルギー」とも呼ばれます。
日光による皮膚の症状といえば、真っ先に思いつくのが「日焼け」でしょう。紫外線を浴びることで皮膚が赤く炎症を起こしたり黒くなったりする日焼けは、ある程度強い日差しを浴びれば誰にでも生じるものです。
一方、光線過敏症の場合、通常では反応が起きないような紫外線の量でも症状が出ることがあります。また、紫外線だけでなく、日光に含まれる可視光線で症状が出ることもあります。どの程度の日差しを浴びたら皮膚症状が起きるかは個人差が大きいですが、重度の場合は、屋内で窓から差し込む日光を浴びるだけで反応してしまうケースもあります。
もっと読んでいくと、日光じんましん、多形日光疹、光接触皮膚炎、光線過敏型薬疹、、、いろいろ書いてある。
光線過敏症には深刻なものもいっぱいあるみたいだ。
友人の言葉から感じることは、治したいとは思ってるが方法は知らない。
とりあえずは太陽光から身を守ることで対処しているようだ。
こういうことで、皮膚科に受診すると、抗ヒスタミン内服薬やステロイド外用薬を処方されるんだろうな。
それも怖いなあ~!
まずは対処!
それはわかる。急性期の時には正常に戻すということが一番大切だから!
でも、慢性化しているのに薬を飲み続けることは、飲む意味よりも大きく体をむしばんでいくことは現代では明らかになってきている。
良い医師に当たると、その辺は明確に説明してくれる。
自分の不整脈の時、心臓の権威と呼ばれる先生はハッキリと言ってくれた。
「薬はありますが、この病気に薬は効きません。西洋医学では治せません。」
自律神経の病気は西洋医学ではどうしようもない!と言ってくれただけでも、その後、別を当たろう!という対策を考える気になった。その言葉を聞いた時のショックはとてつもなく大きかったが、今では感謝しかない。
さて、光線過敏症に対して、何を勧めてあげようか?
温熱療法師の先生たちに聞いてみた。
1人の先生からの回答は、
「症状がもし、上半身に起こるのならば、身体の炎症反応が上に昇ってきてあるので、その場合は足元の過度の冷えが原因のことが多く、まずは足浴おなかマット。臀部、骨盤周りを温熱で緩めて、鼠蹊部を温めます。下半身の血流が回るようにすること。
腸の状態がどうなのかわかりませんが、便秘などないですか?
背骨中心の温熱と、それから肝機能に炎症が起きてないか?検査されていたら数値確認してください。
あとは、背骨中心の温熱が良いかと思います。」
ということだった。
なるほど!
下半身の冷え、便秘、肝機能、、
そして、温熱師としての僕のお師匠さんからも回答をいただいた。
「皮膚炎で苦しんだワタシの父も皮膚炎の症状が強い時は、日光による皮膚症状の悪化があり、外出時はダースベイダーみたいな日光遮断マスク?をしていました。
皮膚炎が良くなるにつれて日光による症状も落ち着いたので、状況は恐らく違うかと思いますが、参考になれば嬉しいです。
施術を行なった場所は、基本部位がほぼで、しっかりと反応を確認しながら行いました。
反応が強かった場所としては、胃、肝、十二指腸、仙骨、胸腺(反応点から臓器を推測してます。)あたりだと思います。
反応が治るまで入念に行い、自身でも腹部は良くやってもらいました。
体質改善を目指すのは少し時間がかかるかと思いますが、継続してチャレンジしてもらいたいですね。」
先生方、ありがとうございます。
さすがです!
基本に忠実に温熱を行うことで、その人の体からいろんな反応を情報として受け取ることができるのが三井温熱。
治すことよりもまずは体の声を聴くことをちゃんとやっておかないといけない。
実は、10年以上前に彼女のおかあさんに温熱をしてあげた時に彼女にも背中にしっかり注熱してあげたんだった。その時は全身の温熱をするのを嫌がっていたが、このアレルギーは発症してなかった。まだ困ってるだろうから。今度話してみようっと。