丁度1年前の2月24日に投稿したへバーデン結節。
周りにかかった人がいないと全く興味が湧かないブログなのが笑えるが、数少ない自分の経験をこうやって残すことができていることに自己満足している。
右の人差し指の第1関節に大きな膨れができて、コロナのこともあったので病院に行かずに温熱治療器で治すと決めた。
1ヶ月で膨れは治ったのだが、まだ痛む指もあって、温熱治療は続けていた。
9月に投稿したURLを貼り付けておく。
https://bunsei.net/2020/09/17/post-164/
1年間の成果を書く前に、へバーデン結節についてのググってみたので、まずはそれをここに貼り付ける。
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【へバーデン結節とは?】
指の第1関節(DIP関節:1番指先の関節)の背側にできる膨らみを指し、この病気を1802年に報告した英国の医師William Heberden博士の名にちなんでヘバーデン結節と呼ばれています。
その後、物理学者のWilhelm Conrad Rontgenが1895年にX線を発見し医療に応用されるようになり、現在この指のふくらみは年齢に伴う変形性関節症と判明しています。
変形性関節症とは、関節の表面を覆う軟骨の老化や摩耗によって、骨に直接負荷がかかり、骨が徐々に変形する加齢性の疾患です。
母指の付け根(CM関節)に生じれば母指CM関節症と呼びますし、人差し指から小指までの第2関節(PIP関節)に生じるとブシャール結節(Bouchard結節)と呼びます。
【原因】
正確な原因は不明ですが、40歳以上の女性に多く発症します。成因としては、加齢や指先の過度の使用などで起こるのではないかといわれています。
また、へバーデン結節は中高齢の女性に多く発症することから、背景に女性ホルモンの変調やストレスが多くかかる環境やストレスを受けやすい体質なども関係しているようです。
遺伝性は証明されておりませんが、母娘、姉妹間で高率に認められています。しかしながら、関節リウマチなどの膠原病とは異なる病態です。
【症状】
症状は人差し指から小指にかけてのDIP関節に炎症が起こることで、赤く腫れたり、痛みに過敏になります。そのほか、指のこわばりを感じたり、強く握ることが困難になっ たり、安静時でも痛みを感じることがあります。
DIP関節の背側に水ぶくれのようなもの(ミューカスシスト、ガングリオン、粘液嚢腫などと呼ばれます)ができることもあります。
また変形性が進んでくると痛みが落ち着いてくることが多いのですが、動きが悪くなったり、指がまっすぐでないことを自覚するようになります。
① 指先に力が入りにくい
(包丁で硬いものが切れない、容器のふたが開けられない、つまみにくい)
② DIP関節の痛み
(ピリピリやチクチクする、強く握れない、ぶつけたときに激痛が走る)
③ DIP関節の動きが悪い(特に伸ばす方)
④ DIP関節が赤い、腫れている
⑤ DIP関節が変形している、グラグラ動く
こうした症状がみられる場合は、へバーデン結節の可能性があります。
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ということと書いてあったのだが、まさにこの通りで何もしなくても痛い状態までひどくなる。
1年前はほとんどの指がそこまで行っていた。
人差し指の変形は両手ともひどい。
膨れが起きたのは右人差し指だけだった。
温熱のやり方として、この頃は70℃以下で発熱部を関節にそっと当てる程度でも、熱く感じすぎて耐えられなかった。
1ヶ月ぐらいでそれが少しずつ状態が良くなって、膨れもなくなった。あっという間にめちゃくちゃ痛い時期から脱出できたので、あまり無理をせずに、不整脈防止のための毎日のルーティーンに付け加える感じで、半年間は当てるだけのやり方で朝晩両手で10分程度の温熱を続けた。
もっと熱を与える方が良いのは分かっていたが、熱に対して敏感なでキツかった。難しかった。
最近になってやっと、76℃に上げて、しかも、関節に発熱部を押し付けながらグリグリと回転するように密着させるようにできるようになった。
そうすると、さらに、痛みがなくなっていっていると感じる。
1年間の成果としては、
・普通にしていると全く痛くない。
・一度変形した指は元に戻らない。
・全く曲がらなかった第1関節は全て曲がるようになった。
・動きの鈍い指は左手薬指だけ。
・関節を強く摘むと痛く感じるのは、左手の薬指、右手の人差し指と小指。この3本は要注意だと思う。ケアを怠るとすぐに痛みがぶり返しそうな気がする。
効果的なケアとしては、
・温度は高いほど良い。
・発熱部を関節にグリグリと力をかけて円形に転がす感じが効果的である。
温熱だけで完治できる可能性が出てきたことに気持ちが盛り上がる。
治ったとしても原因不明なだけに、いつ再発するかわからないので、温熱治療が有効だと分かったことが一番嬉しい。