『東洋医学もいろいろ編』
友人からの情報は、テルミー式温熱療法というものだった。
仕事の知り合いからやったげるというのだ。ありがたい。
どんなもんかというと、鉛筆が短くなった時に継ぎ足しに使う金属パイプみたいな感じのものに、線香のような熱源を入れて、皮膚表面を刺激する方法だ。
お灸のように静的なものではなく、ゆっくりと動かす動的なものだ。これはかなり気持ちよかった。驚いたことに、してもらった後、1週間くらい不整脈の回数が減ったような気がした。
治癒という感じではなく、頻繁に受けるマッサージのような感覚に思えた。
その友人にテルミーをしてもらうまでに、針治療も受けていた。日本のもの、韓国のもの、中国のもの、グラスカップで吸引してもらったのぐらいしか覚えてないが結果は覚えている。どれも不整脈には効かなかったのだ。
他にも、足裏マッサージがあった。それは横浜の友人の同じマンションの方がたまたま訪ねたタイミングで居合わせて、やってくれるということになったのだが、その痛さは忘れられない。よくある足つぼの突起の上を歩いても弾んでも平気な自分があれほど痛がるのだから、普通の人は耐えられるのかな?そんなキツいものだった。全身のコリが足裏マッサージでほぐれたのを覚えている。でも、残念ながら不整脈には効かなかった。でも、あの後、棒を手に入れて、今でも時々やってる。もちろん、痛気持ちいい感じで(笑)
指圧、マッサージ系のものは、不整脈には全くと言って良いくらい効かなかった。元々肩こり症だったので、その辺は大好きなので、先生に不整脈の話をしてからやってもらったのだが、体が気持ちいいだけだった。
温熱かあ~!何で効くんだろう?
不思議な感じがしていた。
それから、何ヶ月かして、横浜の友人から連絡があった。
まとめると、「不整脈が3日で治るかもよ!」って、話だった。
流石にここまでいろいろ試してみると、治るということでさえ半信半疑なのだが、それをまた3日とは!吹きましたね!って思いながら聞いたんだったわ。確か。
友人の話では、千葉の佐倉というところに、三井温熱ってのがあって、そこに3日間入院すれば治るとのこと。入院してるほとんどの人はがん患者なんだが、不整脈にも効果があると聞いたらしい。
「そんな話!」とか、「遠いやん!」とか、全く思わなかった。
それは、この時点までにテルミー式温熱の効果から、「温熱」という言葉に少し興味を持っていたからだ。
早速、友人にお願いして、段取りをつけてもらった。
あ~楽しみだ!待ち遠しい!
こんなに気分がいいのは何年ぶりだろう。
ひょっとしたらと、いいことばかりを考えて、嘘でないことを祈って、予約の日を待った。