年明けたある晩のこと
食べていてふと塩味だけが鈍くなっていることに気付いた。
年を取ると鈍くなるとは聞いているが、そんな急に。
違和感を感じた時には絶対に確認が必要
なので、大好きなミックスナッツwith saltで確かめてみる(笑)
確かに!塩味に関してだけ大きくズレている!
他の味覚は大丈夫そうだ。。。
この現象、次の日には戻っていたのだが、それが何時間続いたのかは正確には把握できていない。
ネットで調べてみて該当しそうな原因は、年末に行った歯医者で念のために処方してもらった抗生物質(ジェネリックOKとした)3日分を摂ったことぐらいしか考えられない。
摂ってから1週間も経って?
ネットではこういった薬物で味覚異常が起こるとも書いてあるが?
まあ、知らなかったことだ。
勉強にはなる!
???だらけだが
そう言えば、こんなことがあった。
母が80歳を過ぎたある日、突然言い出した
「感じないのよ!味も臭いも」
その時にはどれぐらい大変なことが母の身に起こっているのかわからなかった。
が、それから何年も経たない内に海馬の委縮が見つかって、アルツハイマー型認知症と診断された。
さらに不思議な事は、医師から認知症と診断される直前に味覚嗅覚異常が治ったのだ。
何故?
それも突然?
「味覚も嗅覚も戻った!」と言っていた。
なんで失われた機能が戻るのかな?
うーん???
頭の中で一体全体何が起こっているのか?
全くわからないが、海馬の萎縮と味覚嗅覚異常が何か関連性があるのか?
それとも、味覚嗅覚を脳に伝える経路が一時的に損傷して、機能復帰した後に、海馬の萎縮が始まった?
わからないなあ???
検索したが、どうやら日本の文献ではなさそうだ。
海外の文献を検索してみたら、味覚異常の話しではないが、母の脳の萎縮はそれほどではないと思っている自分の考えと合致する文献があった。
「海馬が萎縮すれば認知機能は低下する。ただし、アルツハイマーの因子だけで海馬の萎縮するとは限らない」とある。
母の場合、アルツハイマー型認知症と診断されているが、海馬の萎縮の原因が他にあるような気がしてならない。根拠はないが。。。このハーバード大学の文献に以外にも、もうちょっと時間をかけて探してみたいと思う。
https://arzt.airamed.de/en/reader/hippocampal-atrophy-not-only-an-indicator-for-alzheimer-s-disease
味覚異常が認知症の初期症状の可能性もあると言う事なんだろうが、、、
何故失われたのかもそうなんだが、何故復活したのかがもっとわからない。
今のところ、わからないことだらけ。
ど素人の知識では仕方ないか。
そう言えば、自分も味覚嗅覚異常が起こった時があった。
あれは新型コロナに感染した時だった、、、
父と母が新型コロナに感染した可能性があるのに、施設の人が何も言わずにいつも通り二人を送って来た日だった。
施設内で、間違いなくスタッフが感染していたのだろうが黙っていたようだ(父は個室で寝たきりなので、スタッフ以外から感染しようもない)
一言でも言ってくれれば、、、
あんなにひどい事にならなかったのに。。。
ただ、そのことでこちらが騒ぎ立てず、許した感じにしたことで、今もその施設には無理を聞いてもらえているのは確かだ。
今更どうしようもないことは仕方ない。
次をどうするかを見て行く事にする。
自分の生き方を貫いて、本当によかったと今も思っている。
新型コロナに感染すると、人それぞれ全く症状が違う。
当時95歳の父親は39℃以上の高熱を発し、酸素飽和度は80%台まで落ちた。ヤバいかも知れない。訪問してくれるお医者さんが特効薬を摂取させてくれた。
まあ、うちに運ばれてきた時は70%台まで落ちていたので、自分が何をやるか決まっていて、ここでも書いていることをやるだけだった。
父はずっと「死ぬ~!死ぬ~!」って叫んでいた。。。
当時92歳の母は38℃前後そこそこの熱が出て、しんどそうではあったが、特効薬摂取の後、数日で回復した。
嫁はひどかった。
41℃を超える熱と咳、特効薬も全く効かず回復に何か月もかかった。
ワクチンを打った後もひどかったのに、全然効いてないやん!ワクチン!
可哀想に!
さて自分はと言えば、一切熱が出なかった。
平熱36.8℃のままだった。
咳も全く出ず、風邪の症状もなかった。
もともと自分は感染者何人がかりで咳をされてもインフルエンザにはかからないし、風邪も35年間引いていない。
風邪は体の調整だと云っている医師がいるし、自分もそうかもとは思う。
自分の場合おそらく別の事で体を調整しているのだろう。極めて快調な毎日なので。。。知らんけど。。
熱も出ず風邪の様な症状は全く出なかったが、新型コロナに感染して全く無傷という訳ではなかった。
『その日一日全く起き上れなくなった』
トイレに行くのも大変!なんとか壁伝いになら移動できる程度、
ふらふらだった。
運動機能というか?平衡感覚というか?
とにかく脳のどこかがやられていたのは間違いない。
およそまる1日は動けなかった。
その間、嫁が高熱を発しながらも頑張って両親を介護してくれた。
嫁に足を向けて寝られない。
28時間位?経って脳が復帰したのか、
次の日には普通に起きて動いて、両親の介護と嫁の世話と、
3人まとめて来いやー!と頑張ったのを今でも覚えている。
話しが長くなったのだが、復帰したはずの脳だったが、復帰していない機能があった。
味覚と嗅覚
特に酸っぱさを全く感じなかった。
味のないブルーベリーやレモンを想像できるだろうか?
そんな感じだ。
酸味が鈍いと何を食べてもおいしくない。
良かったことと言えば、両親のおむつ替えをする時に何にも臭くなかったことくらい。
もともと嗅覚が鋭い自分なので、おむつ替え時の便の拭き取り作業は慣れるまでつらかった!
それが一気に解決した瞬間だった。
ただそれも長くは続かず、2週間ほどで、また臭い出した。。。笑笑
味覚も戻っていた。
こうやって、戻るならまだ良いが、それが何年も続くと怖いな。
母の例があるので、自分も気を付けないと!
と言っても、発症してしまうとどうしようもない病気なんだが。。。