今から20年前の40歳くらいの時に、長い間、原因がわからない痛みがあった。
喉の奥がとんでもなく痛くなる時があった。
あまりに痛くて、目をつぶってしまうくらい痛い。
いつそうなるかと言ったら、大体、朝か昼前くらい。
甲状腺というか、それよりも下の奥が痛くなる。
何故そうなるのか?
どこが原因の痛みなのか?
全くわからずに何年も過ぎた。
それがある日突然わかった。
毎年、天王寺近くのクリニックで検査をしてもらっている。
ホームドクターというのかハウスドクターというのか知らないが。
そんな感じで体のチェックをしてもらう。
自分は人間ドックというものを活用してはいない。
それは会社員だった30年前。
めっちゃかっこいい40歳くらいの人がいた。
社内の野球大会でも輝いていて、喋ったこともないのに印象深かった。その人がある日、亡くなった事を知った。死因は急性膵臓炎。前日に急に苦しみ出して救急車で運ばれた末のことらしい。
何と!人間ドックから1週間も経ってなかった。
ありえない!
何のための人間ドックなんだ。何を調べてるんだ。
それから人間ドックについて調べてみた。
かなりの数の見落としがある検査のようだ。
理由は大量検査。
流れ作業による検査結果の見落としだ。
もちろん、能力も資格もある医師がチェックするのだが、そこは流れ作業。大量に見ると見落としもあって当たり前。悲しい結末としか言えなかった。
あんなに健康に見えた人だっただけに、本人もわからなかったんだろう。
という事で、自分は流行っている医者であろうが、集団検診になるようなものは一切信じていない。
かかりつけのドクターに今回はここ!
と決めてチェックしてもらうことにしている。
その年のチェックは胃。胃カメラを飲むこと決めていた。
胃の場合、スキルスもあるので、その前年はバリウムで胃の内側と外側を全てチェック。その年はカメラで内部をチェック!という段取りだ。
胃も十二指腸もめちゃめちゃ美しいとの診断結果だったが、入り口の食道手前の咽頭部に何かありそうに思えるとのことで、耳鼻咽喉科に受診するように勧められた。
それで、近くで評判の先生にいくことにした。さすがに、評判だけあって、2時間近く待った。町医者でこの時間はどれだけ凄い人気かわかる。
紹介してくれた医師の名前を出し、胃カメラでの検査内容も告げて検査をしてもらう。そこではさすが耳鼻咽喉科。口からではなく鼻から、さらに小型のカメラを入れての咽頭部と食道の検査だ。全く気持ち悪くない。鼻からの胃カメラってありなんだなと感じた。
さて、気になる検査結果。
咽頭部には何もなかった!
えっ?問題なし?
???
大丈夫か?
評判の先生だから信じることにはしたんだが。。。
この部位の検査を受ける経緯と言うか、悩んでいる「喉の奥の痛み」について聞いてみた。
「喉には何もないですね。喉の奥の痛みは食道のせいだと思いますよ。食道は神経が無いので、喉の方に痛みが出ます。あなたの場合は、胃との境界、噴門の部分に炎症が起きていると思われます。
診断結果は
「逆流性食道炎」
確かに、当時、夜遅くに食べることが多く、そのまま寝るので、胃酸が食道を攻撃していても不思議はない。
そういうことか!
夜寝る前は食べないか、枕を高くして、胃酸が食道に行かないようにする事を勧められた。
それから夜遅くに食べないように気をつけている。
場所がわかったので、夜遅くに食べてしまった日は翌日に、噴門辺りの温熱をナノカーボンヘッドカバーをかけてじっくりと注熱することにした。
ついでだから、だん中というツボも。
この事を教えられなかったら、いつかはとんでもないことになっていたと思う。
「無知は罪」
知ることに最大の感謝!
この件も自分の体をケアし続けるきっかけの1つだった。
先生たち!お世話になりました!